企業にたまり始めた値上げのノウハウ
2024年は反転の兆しが見えた一年だった。ここ数年、収益力が低下していた日用品メーカーの業績にようやく底打ち感が出てきた。
「未曾有の原材料価格高騰」と花王が表現したように、22年以降のコスト高は厳しいものだった。構造改革費用など複数の要因も重なって、23年12月期の花王の営業利益は600億円(前期比45.5%減)と大幅減益で着地。19年度の同利益2117億円と比較して3分の1程度まで縮小した。
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