ロングセラー商品が二桁の増収率に

患者と向き合う医師が本当に求めているものを提供していきたい。ロート製薬が医療機関だけで販売する専用ブランド「ディーアールエックス(DRX)」は、医師と患者の期待に応えてきたスキンケアだ。医師との二人三脚で商品を開発し、現在、9アイテムが皮膚科医院や美容クリニックで採用されている。いずれもロングセラーで医師と患者からの信頼が厚く、外用スキンケアとして重宝されている。

医師の強い要望から生まれたDRXシリーズ

DRXシリーズの第1号として2005年に開発したハイドロキノン配合美容液「HQブライトニング」も一人の医師の言葉がきっかけで生まれた。ハイドロキノンは、シミ治療の効果は高いことが知られていたが、刺激があり、しかも長期間使用すると色素沈着などの副作用が起こる不安定さがあった。そのため安全で安定したものをつくるのは困難と言われていた。だが、そこに一人の医師から「患者のために、ハイドロキノンを配合したより品質の良いスキンケアをつくってくれないか」とロート製薬に依頼があった。その思いから生まれたのがHQブライトニングである。

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