店頭活動の均一化でショップのファンを育成

フランス屋(広島県広島市)の新業態「花の器」が2024年9月26日にオープンする。場所は広島駅直結の商業施設「ekie」の増床フロア「ザッカマルシェ」で、同社にとって「フランス屋」「森の朝」に次ぐ第三の業態。その特徴は、化粧品専門店の顧客育成に必須のカルテ(台帳)を使わないことである。カウンセリングは提供するものの、短時間の接客を重視することで、老若男女を問わず、多様な顧客と出会う考えだ。

フランス屋の安田洋一社長は「花の器は情報発信の拠点です」と説明する。同社は広島市内の繁華街である紙屋町と八丁堀に複数の店舗を構えている。両界隈ともに広島駅とは路面電車で10分以内の距離。誰でも入りやすい「花の器」で出会ったお客を既存店に送ることで、広島市内の顧客を囲い込む手法をとる。

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