ユニ・チャームの生産子会社であるユニ・チャームプロダクツは、クラベ、鴻池運輸、ロジスティード、ロジスティードエクスプレスとの共同物流の取り組みによって、日本物流団体連合会が主催する第25回物流環境大賞において「特別賞」を受賞した。

ユニ・チャームプロダクツは、各社と展開したラウンド輸送によって、二酸化炭素(CO₂)排出量が低減し、合わせてトラックドライバーの労働時間が短縮するなど、将来にわたる持続可能性への貢献が高いと評価され「特別賞」を受賞した。

今回受賞した取り組みは、従来の輸入・輸出作業の体制を維持して展開している。また、海外におけるコンテナのチェックの体制を構築し、日本からの輸出時のコンテナ品質を維持している。さらに船便のスケジュールに合わせ、クラベの都田北工場での荷卸しから空コンテナ転送し、ユニ・チャームプロダクツの掛川センターでの積み込みから港への搬入まで、関係者間で綿密に調整する体制を構築。スケジュールに基づいて、効率的にコンテナを再利用する仕組みを実現している。

この活動を通じて、CO₂排出量を35%削減し(年間換算最大41.04トン)、ドライバー運転時間を38%削減(年間換算最大1140時間)した。

日本のみならず、海外でもドライバー不足が深刻化しており、物流費の上昇や二酸化炭素(CO₂)排出量の削減への取り組みといったさまざまな課題に直面している。ユニ・チャームグループは、今後もグローバル全体で自然環境保護を推進し、これらの社会課題を解決することで、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献していく。