ナリス化粧品は、肌への負担を抑えながら角質除去効果を高める二つの相反する効果を併せ持つふきとり化粧水の処方開発に成功し、特許登録を行った。
同社は、創業6年目の1937年にふきとり化粧水を発売して以降、継続的に角層研究・ふきとり化粧水の研究を行っている。同社にとって、角層研究とふきとり化粧水の研究は核となるものだ。近年では、ふきとり化粧水使用時の心地よさを数値化する手法を確立したり、AIを活用することで角層状態を把握したりしている。さらに独自のふきとり効果を持つ植物成分の開発に成功する、多角的な研究を行い国内外の学会で発表するなど、技術の向上に努めてきた。
ふきとり化粧水は、老化角質を除去することを目的としており、一般的にはアルカリ性化粧料が知られている。アルカリ性化粧料は塩基性成分を配合することで、老化角質に対して水や水溶性成分の浸透を高め、老化角質を取り除きやすい状態にする作用がある一方、敏感肌では刺激を生じる場合があり、安全性面での懸念があった。
またふきとり化粧水は、コットンなどの化粧用具でふきとって使用することが一般的だが、コットンの摩擦は物理的にも老化角質を取り除くことができる一方、摩擦による刺激が生じてしまうことも課題だ。これまでの研究の中でも、肌に負担をかけずに老化角質の除去能力を上げていくことは難易度が高いことだった。
ふきとり化粧水は、老化角質を除去することを目的としており、一般的にはアルカリ性化粧料が用いられている。アルカリ性化粧料は塩基性成分を配合することで、老化角質に対して水や水溶性成分の浸透を高め、老化角質を取り除きやすい状態にする作用がある一方、敏感肌では刺激を生じる場合があり、安全性面での懸念があった。
またふきとり化粧水は、コットンなどの化粧用具でふきとって使用することが一般的だが、コットンは物理的にも老化角質を取り除くことができるものの、摩擦による刺激が生じてしまうことも課題だ。これまでの研究の中でも、肌に負担をかけずに老化角質の除去能力を上げていくことは難易度が高いことだった。
今回特許登録に至った技術は、リン酸と直鎖構造を有する高級アルコールとの化合物およびそれらの塩について、塩基性化合物による中和度を適切に調整することで、肌への刺激や摩擦負担を抑えながら、老化角質を除去できるふきとり化粧水を実現するもの。この研究品と比較例として作成した化粧料を使用して、表面性測定器を用いた静摩擦係数の測定、また専門パネラーによる官能評価にて明確な差を確認している。
コットンでふきとった時に除去した老化角質の量を定量した結果、研究品の方が優位であることも確認していることに加え、過去にふきとり化粧水の使用で皮膚トラブルがあったモニター10人に対して1週間の使用テストを実施した結果、10人中10人に皮膚刺激は生じなかった。この技術により、肌に本来の潤いや滑らかさを取り戻し、くすみを改善することが期待できる。






















