プレミアム化の加速で市場拡大が続く

犬と猫の平均寿命が延びている。一役買ったのがグローバル企業の日本進出だ。世界的なペットフードの総合栄養食の基準「AAFCO」を満たしたプレミアムフードを引っ提げ、2000年代に日本のペットフード市場を席巻。その後、ペットを家族と捉え、健康に良い食事を与えたいというニーズが高まり、商品のプレミアム化が一層加速している。結果、23年の国内ペットフードの市場規模は前年比11.9%増の4754億円。売り上げ規模が大きいドッグフード、キャットフードを始め、副食(おやつ)、サプリメントはいずれも2桁伸長して市場拡大をけん引している。食生活の著しい改善により、犬と猫の平均寿命は4〜5年も延びており、引き続き市場は拡大する見込みだ。

世界のペットフード市場でトップシェアを誇るマースの日本の拠点、マースジャパンリミテッドの中村由帆 広報・渉外部ディレクターは、日本市場の動向を次のように説明する。

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