新習慣の創出でトップシェア獲得

ペットとの暮らしで臭い問題は避けられない。だからペット専用の消臭・排泄ケア商品は、常に高機能な商品が求められる厳しい市場だ。ユニ・チャームは、飼い主とペットのインサイトの探索と高い技術力による解決策の提供で、トップシェアを獲得している。とはいえ、消臭・排泄ケアの技術はユニ・チャームの専売特許ではない。エステー、大王製紙、パナソニックは、それぞれの得意分野を生かし、王者の牙城を崩そうとしている。

ユニ・チャームは1986年にフード領域からペット市場に参入。消臭・排泄ケアについては、翌87年に不織布事業の技術を生かして日本初の犬用ペットシート「デオシート」を発売した。2001年発売のおむつ形状の犬用吸収ウェア「マナーウェア」も日本初のコンセプトだ。新しいペット習慣の創出で消費者の支持を得る戦略は今も変わらず、24年3月発売の3日間交換なしでも臭わない犬用トイレシステム「デオシート 消臭ラボ」と脱臭ファン付きの猫用トイレシステム「デオトイレ 脱臭+(プラス)」も、消臭・排泄ケアの最新提案である。

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