ライオンは、生物多様性保全への取り組みの方針として、ライオングループ生物多様性方針を6月1日に制定した。同社は今後も持続可能な社会と事業の発展の両立を目指し、ネイチャーポジティブ、自然共生社会の実現に貢献していく考えだ。
同社が示す生物多様性方針の詳細は以下の通り。
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<生物多様性方針>
ライオングループは、原材料調達等において生物多様性に依存しながら事業を営んでいる一方、バリューチェーンの各段階で生物多様性に影響を与えており、生物多様性と密接に関わっています。こうしたことから、国連における生物多様性に関する合意、枠組み等を踏まえ、ネイチャーポジティブ、自然共生社会の実現に貢献していきます。
1. 原材料調達、生活者の商品の使用・廃棄等、バリューチェーン全体について、生物多様性に係るリスク、生物多様性への依存や影響を把握・開示します。
2. 前項で把握した内容等を踏まえ、生物多様性の損失を止めるため及び生物多様性を回復させるための取り組みを行います。
3. 気候変動対策、プラスチック資源等の使用量削減・再生利用の推進、水資源の保全等と統合的に生物多様性の保全を推進します。
4. 事業が生物多様性に与える影響や地域の特性を踏まえ、ステークホルダーとの連携により、生物多様性の保全に取り組みます。
5. 生活者とともに、生物多様性に配慮した習慣づくりを進めます。