花王は、化粧品・日用品産業の主導権を握ることができるのだろうか。2019年に海洋プラスチックごみ問題解決に向けた団体「CLOMA(クローマ)」を立ち上げたほか、使用済みの容器の水平リサイクルでライオンと協業し、化粧品事業のサステナビリティ領域でコーセーとの連携を強化。そして24年2月、アース製薬と一緒にタイの虫(蚊)ケア市場を攻めると発表。同3月には、日本の生活者に新しい化粧品の選び方を提示する「RNA共創コンソーシアム」を設立した。花王とともに歩む企業が増え続ければ、同社は両産業の先頭を走る存在に成り得る。

RNA共創コンソーシアムは、「皮脂RNAモニタリング」技術を提供する花王と、日本最大級の美容プラットフォームである「@cosme」を運営するアイスタイルが理事となり、運営する組織だ。共創パートナー(幹事社)として、コーセー、マツキヨココカラ&カンパニー、キリンホールディングス、パーフェクト、ヘルスケアシステムズといった各業界を代表する企業を迎え、企業の垣根を超えて化粧品販売の基準をつくり、新たな化粧品の購買行動の確立に挑むこととなる。3月11日の記者会見で、花王の西口徹取締役専務執行役員は「ヘルス&ビューティーの領域で、さまざまな実証実験をベースとした活動を行う。技術のさらなる発展、参画企業を通した社会への提供価値向上を目指す」と意気込みを語った。

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