ファイントゥデイとファイントゥデイインダストリーズは、4月1日、ファイントゥデイ本社にて「門出式」と題した2024年度新入社員の入社式を合同で開催し、計13名が入社した。
ファイントゥデイは、21年に資生堂からパーソナルケア事業を引き継いで誕生。「世界中の誰もが、素晴らしい一日を紡ぎ、いつまでも美しく、豊かな人生を送れるようにすること」というパーパス(存在意義)のもと、「美意識」を礎にした高品質なモノづくりを追求している。
同社は目に見えない部分にもこだわり、真摯に向き合う精神性こそが真の美しさであると考え、社員が守るべき行動基準の一つに「美しさの本質に向き合うこと」を掲げている。そんなファイントゥデイの24年度入社式のテーマは、「内なる美しさ」だ。新入社員が経営陣とともに「内なる美しさ」について考えるセッションを実施し、それぞれの想いに向き合う新入社員へ小森哲郎社長からエールが送られた。
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小森哲郎社長からのメッセージ
「美とは何かを常に問い、部門を超え仲間と共に自律的な課題解決を」
私からは、ファイントゥデイが実現したいこと、その中での皆さんへの期待値をお話します。
当社は日本・中国・アジア太平洋地域の20拠点で事業展開していますが、単一の価値観に縛られていては、パーパスに示すような「誰もが」美しく心豊かに過ごせるような製品をお届けし続けることはできません。
また、新会社としての組織づくりも進める“Big Venture”として、日々の課題に対し年次・役職・部門を超えたチームによる自律的な行動が求められます。
「問題指摘に咎めなし」です。皆さんも、多様な業界出身者、国際色豊かな当社人財と共に飛躍してください。
また本日のテーマの根底にある「美意識」は、外面のみならず内面・情緒的な美しさも包含するものです。
当社の製品を手に取った方々と、心持ちや行動までポジティブに変化するような感動、ときめきを共に分かち合いたい。そのために私たちは、美とは何かを常に問い、他者の思いにも耳を傾け共に考える。
ぜひ皆さんも自身の業務で追求し、仲間と共に新たな美しさを創り出してください。
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ファイントゥデイ社員の第一歩として、新入社員、経営陣がともに行った、草花を用いて美しさの本質に向き合うセッションでは、各自が大切にしている想いや価値観を表す草花を手に、それぞれが考える「内なる美しさ」を双方向で語り合った。
新入社員からは「スイートピーの花言葉『永遠の喜び』のように、些細なことでも目標を立てて一日を過ごすことで、達成感を積み重ねて成長していきたい」や「世界中の人たちが未来も幸せであるようにしていきたい。この思いと重なる『未来へのあこがれ』を花言葉に持つ、アルストロメリアという花を選んだ」といった抱負が述べられ、セッションを通じて自身の内なる思いを見つめ直すとともに、他者への思いに真摯に向き合うことで、ファイントゥデイグループが大切にする価値観を学ぶ機会となった。
最後に、セッションで用いた草花を一つの花瓶に生け、ファイントゥデイグループのユニークで多様な美しさを表現したフラワーアレンジメントを全員で作り上げた。