約9分間の放送で買う決断まで導く
名もない商品が数分で売れる。テレビショッピングは、特徴ある商品を映像で紹介し、視聴者の衝動買いを誘発する独特の世界だ。情報番組の合間に放送する日本テレビ放送網の「日テレポシュレ」は、約9分間で視聴者の興味・関心を引き出し、購入まで導く。だから、売り上げの大半は、視聴者の気持ちが乗っている放送直後に集中するという。
「日テレポシュレ」は、朝と昼のレギュラー枠、深夜の不定期枠で放送。視聴者はF2層(35〜49歳の女性)が中心だが、実際の購入者はF3層(50〜70代の女性)の主婦が圧倒的に多い。商品の購入方法はフリーダイヤルとECの二種類。ECには番組中に表示するQRコードを読み込めばアクセスできるが、購入はシニア層が多いから、約3割がフリーダイヤルを選ぶ。
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