全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)は1月19日、東京・代々木の全理連ビルにおいて第6回理事会を開催した。
理事会では、令和5年度生活衛生関係営業振興推進事業(令和4年度補正)として実施した理容活性化イベント「1日を楽しく過ごすには理容サロンへ行こう! キャンペーン」の結果が報告された。有効回答数は全国8会場合わせ、理容師向けアンケート用紙447枚、来場者向けアンケート用紙1467枚。
一般来場者向けアンケートのうち「理容サロンに対するイメージは変わりましたか?」の問いに対して42%が変わったと回答。「カットだけでなく、いろいろなメニューがあることを知れてとても楽しかった」「セルフ脱毛やメンズメイク、ヘアシミュレーション体験がとても楽しかった」といった声があったという。
一方で、理容師向けのアンケートのうち、「現在の料金設定に満足していますか?」の問いに、36%が「満足している」と回答した。ただ、「満足していない」との回答も25%に上り、そのうち、55%は「安すぎる」と回答。一方で「低料金店もあり、値上げができない」との回答も40%に上っており、物価高による値上げが主流になっている中で、理容室での値上げに関する課題が浮き彫りになった。★
月刊『国際商業』2024年03月号掲載