ハリウッドは、海洋環境の世界的権威であるアメリカ海洋気候庁(NOAA)をはじめ、南太平洋や欧州の研究機関が警告するサンゴに害のある日やけ止め成分のオキシベンゾン、オクチノキサート、パラベン類、フェノキシエタノール、そしてナノ化した粒子がサンゴの褐虫藻に問題となっているナノ化酸化亜鉛、ナノ化酸化チタンらの成分全てを使用しない日やけ止め「feel coral サンプロテクト ミルク」(SPF 43 PA+++・48ミリリットル・4180円)を9月1日より順次全国で発売を開始した。
すでに昨年3月5日に処方開発終了を発表し、よりよい海洋環境、地球環境に少しでも貢献できる商品として販売を開始。南の島にいる時だけではなく、湘南の海にいても、都会にいても、山にいても、問題意識が生まれるように「フィールコーラル サンゴを感じよう」というネーミングにした。
昨今、サンゴの白化現象によるサンゴ礁の減少が問題になっているが、市場で販売されている 9 割の商品にはサンゴが死滅する成分が入っている。毎年、6000トンから 1 万4000 トンもの日やけ止めが人の皮膚から洗い流され、サンゴ礁にたどり着いていると推計されている。研究者によると、最も危険なオキシベンゾンやオクチノキサートなどが含まれている日やけ止め製品は数千点に上るという。2015 年に発表された調査では、オキシベンゾンはサンゴの幼生の成長を妨げるだけでなく、一部のサンゴに有毒なことが実験で判明した。
WWFの調査によると、海底面積全体の 0.2%未満がサンゴ礁で、 このエリアに海の生物種の約 1/4(9万種)が依存して生息している。サンゴ礁のわずかな部分が破壊されても生態系の大きな部分が壊れてしまう。これによりパラオやハワイのビーチでは、特定の紫外線吸収剤などが配合された日やけ止めの使用が禁止された。
サンゴ礁が危機的状態といわれる今、ハリウッドはこの One Planet を共生していくため、サンゴに優しい成分で日やけ止めをつくることを決意した。サンゴ保全で先進的な取り組みを行っているパラオ共和国やハワイの基準もクリア、尚且つ白浮きしなく化粧下地にもなる美容成分入り化粧品だ。
「feel coral サンプロテクト ミルク」は、珊瑚に悪影響を与える可能性のある原料を使用していない日やけ止めだ。パラオ共和国で規制されている成分(オキシベンゾン、オクチノキサート、パラベン類、フェノキシエタノール 等)と、今後全世界的に規制の可能性が高い成分(ナノ化酸化亜鉛、ナノ化酸化チタン)を不使用+鉱物油、アルコール、防腐剤、香料も不使用で、ハワイやパラオをはじめ、世界中どこでも使用できる。また海だけではなく、日常生活でもお使いいただくことで、サンゴに悪影響を与える成分の海への流出を減らせる。
SPF43・PA+++で、しっかりガード。日やけ止めとしての基本性能はしっかり確保し、紫外線から肌を守る。
ほんのりファンデーションカラーの、汗や皮脂でも崩れないウォータープルーフ処方。美容保湿成分(植物性スクワラン、ホホバオイル、コメ胚芽油、ヒアルロン酸Na)配合で肌にも優しい。
パッケージはバイオ樹脂仕様の環境配慮商品。化石燃料などの枯渇性資源の使用を削減でき、環境への負荷を減らす効果が期待できる。