あらたの2024年3月期第1四半期決算は、売上高は前年同期比6.9%増2352億3900万円、営業利益26.8%増の43億4700万円、経常利益23.9%増の46億6900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益25.3%増の31億9000万円となり、売上高、経常利益ともに過去最高を更新。26年3月期を最終年度とする新中期経営計画2026の実現に向けて順調な滑り出しとなった。

カテゴリー別売上高をみると、ヘルス&ビューティーが4.8%増の712億1600万円、ハウスホールド5.9%増の329億4600万円、ホームケア4.4%増の237億1900万円、紙製品7.0%増の441億8900万円、家庭用品6.7%増の151億1200万円、ペット・その他12.2%増の480億5500万円と全カテゴリーとも増収となった。カテゴリーの構成比が大きいヘルス&ビューティーについては、コロナの感染症法上の位置づけが5類へ移行されたことで消費者の外出機会が増加したことにより、基礎化粧品やメイクアップ等を中心に需要が伸長。ペットについては、グループ会社であるジャペルの専門性の高い提案によるペット用おやつなどの伸長により、好調に推移した。

業態別売上高を見ると、ドラッグストア9.4%増の1228億100万円、ホームセンター4.4%増の340億4100万円、ディスカウントストア4.2%増の171億4600万円、スーパーマーケット3.9%増の262億2800万円、GMSが1.0%減の100億7700万円、Eコマースやバラエティ業態が含まれるその他は6.8%増の249億4400万円と、ほとんどの業態で増収を確保した。

24年3月期通期業績は、売上高2.7%増の9160億円、営業利益6.9%増の137億円、経常利益4.5%増の143億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は14.3%増の94億円と期初予想からの変更はない。