アジュバンホールディングスの2024年3月期第1四半期業績は、売上高は前年同期比3.7%増の10億7300万円と増収を確保した。営業活動もコロナ禍前に戻りつつある中、常態化されたオンラインも活用するなど、より効率的に営業活動を実施し、店舗サポートが奏功した。
一方、利益面は、売上総利益率の低下、販売促進費、広告宣伝費、人件費、研究開発費などの増加及び保険解約損の発生により、営業利益が2300万円、経常利益2700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益4300万円と、各段階で欠損となった。
区分別売上高は、スキンケアは既存スキンケアブランドが微増しているものの、昨年度発売した「rafuna(ラフナ)- base make -」が導入期売り上げをリカバリーすることができず前期を下回る結果となり、8.7%減の4億200万円となった。
ヘアケアは、新たなアウトバス・スタイリング剤ブランド「muts hair touch(ミューツ ヘア タッチ)」の上市に付随したキャンペーンによる上乗せもあり12.3%増の7億2000万円となった。
24年3月期通期業績は、売上高16.1%増の50億8200万円、営業利益35.1%減の1億5100万円、経常利益46.9%減の1億4100万円、親会社株主に帰属する当期純利益81.0%減の7600万円と期初予想を据え置いた。