男性専門美容室PERCUT(パーカット)が、新たにメンズヘアワックス「PERCUT MEN’S HAIR WAX」(パーカット メンズヘアワックス)を発売した。

そもそも、男性専用美容室とはどのようにして生まれたのか。パーカット創業者の川口達也代表は、自身が美容師として働く中で、「日本には多くの男性が利用しやすい美容室が少ない」ということに着目。また、男性客を接客する中で、「女性が隣にいるところでカットをお願いするのがなんとなく恥ずかしい」といった微妙な男性心理があることにも気がついた。

「美意識が高い一部の男性はお洒落なヘアサロンやバーバーに行って施術しますが、多くの男性が1000円カットのサロンに行っているのが現状。もっと、多くの男性が行きやすい美容室があったら、と思ったのがパーカット誕生のきっかけです」(川口代表)

第一号店は、下北沢にオープンした。その後、順次新店舗開発を進め、現在は関東だけでなく、大阪、名古屋など、全国で8店舗を展開している。

男性専用美容室ならではの特徴はいくつもあるが、なかでも特にこだわっているのが「シンプルさ」だという。男性の中には、ヘッドスパやトリートメントなど、たくさんのメニューの中から選ぶことや、自身が必要と思っていないことを勧められることに煩わしさを感じる人も多い、と川口代表は分析。

パーカットでは、カット、カラー、縮毛矯正など、男性客が求めるメニューのみに絞り、わかりやすくリーズナブルな料金体制で提供している。

2020年12月21日にリニューアル発売した同店オリジナルのメンズヘアワックス「PERCUT MEN’S HAIR WAX」(80グラム・1300円)もまたその理念を体現している。

同商品は、乾油性でくせ毛を始め多様な髪に対応でき、ファイバータイプとマットタイプのワックスの長所を融合した、新しいタイプのヘアワックス。川口代表は、「髪質や、なりたいイメージなど細かく分かれた商品を選ぶのではなく、これ一つでなんでもいけるというワックスに仕上げています」と自信を語る。ここにも、男性専用美容室の経営者ならではの視点が生きているようだ。