あらたの2024年3月期第2四半期決算は、売上高は前年同期比5.9%増の4713億8800万円、営業利益25.2%増の79億7300万円、経常利益21.8%増の84億2400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益22.3%増の56億8700万円となり、売上高、経常利益ともに過去最高を更新した。
売上高が過去最高を更新した理由について、須崎裕明社長は「大容量や高付加価値品を戦略的に拡大したほか、原材料費高騰に伴う値上げにより商品単価がアップした。ヘルス&ビューティー、ペットカテゴリーも売上拡大に貢献した」と説明した。
カテゴリー別売上高をみると、ヘルス&ビューティーが4.1%増の1439億800万円、ハウスホールド5.4%増の675億8900万円、ホームケア4.8%増の439億8500万円、紙製品4.5%増の879億5300万円、家庭用品5.0%増の308億1900万円、ペット・その他11.2%増の971億3100万円と全カテゴリーとも増収となった。
カテゴリーの構成比が大きいヘルス&ビューティーについては、高価格帯ヘアケア商品の売上増や、外出機会の増加によるメイクアップ化粧品の売上増により伸長した。ペット・その他は、商品単価の向上やペットの高齢化による高付加価値フードなどが好調だった。
業態別売上高を見ると、ドラッグストア8.2%増の2476億7500万円、ホームセンター3.6%増の668億5600万円、ディスカウントストア6.1%増の347億6500万円、スーパーマーケット3.9%増の538億1700万円、GMSが1.7%減の200億900万円、Eコマースやバラエティ業態が含まれるその他は3.0%増の482億6400万円と、ほとんどの業態で増収を確保した。
24年3月期通期業績は業績好調に伴い上方修正。売上高は当初予想から120億円増の9280億円(前期比4.1%増)、営業利益は12億円増の149億円(16.3%増)、経常利益は14億円増の157億円(14.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億円増の105億円を見込んでいる。