花王のパーソナルヘルスケア研究所は、国立研究開発法人・理化学研究所脳神経科学研究センター知覚神経回路機構研究チームと共同で、表面張力の低い界面活性剤水溶液を蚊に付着させることで、蚊の飛行行動を妨げ、さらにはノックダウン状態にさせられることを見出した。この知見を応用し、界面活性剤水溶液をミスト状にして蚊に噴霧するだけで、簡単に蚊を駆除できる技術も開発した。

蚊は、デング熱やマラリアなどの重篤な感染症を媒介する。中でもデング熱は、近年の地球温暖化や急速な都市化等により蚊の生育環境が拡大していることから世界で感染者が増えている。

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