MTGの美容ブランド「ReFa(リファ)」がオーラルケア市場に参入する。電動歯ブラシやウォーターフロス、歯磨きジェル2品、デンタルリンスの全5商品(2310~4万8400円)を8月19日に発売する。美容機器で培ってきたRF(高周波)やファインバブル技術を口腔ケアに応用し、虫歯や歯周病の予防に加え、歯の美しさや口元の印象までを視野に入れた「オーラルビューティーケア」を提案する。

MTG東京支社執行役員の加藤寿恵BEAUTECH事業本部長
同社がオーラルケア市場への参入を決めた背景には、「日常の行為を美容習慣へ変える」というReFaのブランド思想がある。これまでドライヤーやシャワーヘッドなどを通じ、何気ない生活習慣に美容価値を付加してきた同社は、次なる領域としてオーラルケアに着目した。東京支社執行役員の加藤寿恵BEAUTECH事業本部長は、「オーラルケアはまだ『やらなければならないもの』という義務的な要素が強い。本来は口元の美しさや笑顔、自信につながる大切な習慣であり、それを人生を支える美容習慣へ変えていきたい」と狙いを語った。
製品開発に当たっては、多くの歯科医師や歯科衛生士との対話を重ね、東京科学大学名誉教授でクオーツデンタルクリニック院長の田上順次氏らの知見も取り入れた。その中で導き出したのが、「予防性(悪くなる前から、毎日守る)」「包括性(歯、歯肉、歯間、舌まで考える)」「有効性(物理と化学を組み合わせる)」「低侵襲性(負担を抑えてケアする)」「継続性(使いやすさ、心地よさも重視)」で構成する「オーラルケア5原則」だ。医療的なエビデンスを重視しながら、使い続けたくなる体験価値やデザイン性を融合することで、新たなオーラルケア習慣の定着を目指す。

デビュー時は5品のオーラルケアアイテムをそろえる
シリーズの中核となるのが、電動歯ブラシ「リファプラチナRFソニック」(4万8400円)だ。美容機器で培ったRF技術とソニック振動を組み合わせた独自の「RFソニックテクノロジー」を搭載。RFで歯面に付着したステインやプラークなどの蓄積汚れを緩め、ソニック振動で効率的に除去する2段階のアプローチを採用した。さらに、RFの温感作用と振動によって歯茎の血行を促進し、歯と歯茎を同時にケアする新たな発想を打ち出した。
開発では、口腔内でRFを安全に制御する技術や、本体からブラシヘッド先端まで安定して高周波を伝える通電構造、小型・軽量化を実現する本体設計などの課題を解決した。また、ブラシ中央を凹ませた専用ブラシヘッド「RFソニックブラシ」を採用し、RFの伝わりやすさと磨きやすさを両立した。ブラシヘッドは同品のほか、「ポイントブラシ」「舌クリーナー」の計3種を用意。それぞれ替えブラシも販売し、価格は2本入りで順に3960円、900円、1500円となる。
歯磨き剤もRFの性能を最大限に引き出す専用処方とし、歯ブラシと一体で機能するケアシステムとして開発した。薬用歯磨きジェル「リファプラチナメディカルセラム」(医薬部外品、100㍉㍑・2310円)は、5種の薬用成分を配合。歯周炎や虫歯の予防、口臭の防止など10の機能を備える。薬用デンタルリンス「リファプラチナメディカルクレンズ」(医薬部外品、300㍉㍑・2860円)は、ポリエチレングリコールやグリチルリチン酸2Kなど4種の有効成分を配合し、歯の汚れに加え、口腔内の汚れやべたつきをケアする。歯磨きジェル「リファプラチナブライト」(50㌘・3080円)は、汚れの除去と色補正を組み合わせた「Wホワイトニング」を訴求する。
このほか、シャワーヘッドで培ったウルトラファインバブル技術と水流で歯間や歯周ポケットを洗浄するウォーターフロス「リファファインバブルフロス」(3万8500円)もそろえる。
販売はReFaの旗艦店「リファギンザ」と歯科クリニックからスタートする。加藤執行役員は「まずは歯科医師や歯科衛生士など、医療従事者から最も支持されるオーラルケアブランドを目指したい」と説明。一般流通については、来春をめどに家電量販店と公式オンラインストアでの展開を予定する。専門家からの評価を積み重ねながらブランドを育成し、美容ブランドとして培ってきた技術力を武器に、オーラルケア市場で新たな存在感を示していく。




















