業界初の100%バイオマス原料歯ブラシが登場

コロナ下で逆風の吹いた宿泊業界のアメニティでも、サステナビリティの流れが起こっている。中でも、2023年2月に商品化したダイトの「ボタニカル歯ブラシ」は、植物由来原料を100%使用。その業界初の技術革新が、一般商品にも広がり、大きな反響を生んでいる。

そもそもホテルアメニティにおいて、サステナブルへの取り組みを加速させるきっかけとなったのは2022年4月から施行された「プラスチック資源循環法」だ。同法の使い捨てプラスチックの使用規制・削減において、歯ブラシ、ヘアブラシ、くし、カミソリ、シャワーキャップなども対象となったことで、ホテルなどの事業者は対応を余儀なくされた。客室内にアメニティを置かず、「バイキング方式」のホテルが増えたのもその影響だ。各社さまざまな方法で対応を行う中、需要が伸びたのがバイオマス等の環境に配慮した素材を使用したアイテムへの置き換え。コロナ下でも早くからこうした商品への取り扱いに取り組んでいた企業には、追い風が吹いている。

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