コタの2023年第2四半期業績は、売上高が前年同期比7.8%減の33億8400万円、営業利益は53.1%減の3億5000万円、経常利益は52.7%減の3億6100万円、四半期純利益は50.4%減の2億6600万円と減収減益だった。売り上げは、店販戦略の主力である「コタ アイ ケア」が堅調に推移したのに加えて22年5月に発売した育毛剤「コタエイジング グロウセラム」や22年9月に発売した整髪料「コタスタイリング ルミテックス」の販売も好調だったが、昨年5月に発売した「コタクチュール」の反動減が響いた。利益面では、売上原価で原材料費の上昇等を引き続き原価管理の見直しなどでカバー。売上原価率は前年同四半期を下回ったが、販管費で営業活動や物流に係る費用の増加、今年6月に竣工した「COTA KYOTO Lab(研究開発施設)」に関連する費用を計上したことが利益を圧迫した。
カテゴリー別の売り上げを見ると、トイレタリーが19.9%減の23億9600万円、整髪料が21.4%増の6億2200万円、カラー剤が4.8%減の1億4400万円、育毛剤が210.7%増の2億8800万円、パーマ剤が2.4%増の5200万円、その他が14.2%減の5900万円だった。
23年3月期通期業績は、売上高4.9%増の91億1300万円、営業利益は0.2%増の21億5600万円、経常利益は4.3%増の22億7100万円、当期純利益は12.5%増の15億6800万円と前回公表数値を据え置いた。