コンビニエンスストア(CVS)の化粧品、日用品の売り場が変わり始めた。CVSの主力は食品。日雑の売り場は、緊急需要に対応するトラベルキットなどが中心だった。化粧品はインバウンド全盛期に品ぞろえが増えたものの、コロナを機に縮小した。しかし、ここ最近、特に大手CVS3社が客数減の打開策として化粧品、日用品の品ぞろえを強化。新たな顧客層とリピート需要の獲得に各社がしのぎを削り始めた。

認知度の高いブランドを取りそろえるのが、セブンイレブンとローソンだ。セブンイレブンの銀座7丁目中央店の売り場には、ロフトセレクトと題して、上段にはカラーマスク、中段にはクレンジングバームのDUO、フェイスマスクの酒粕マスクなどが並ぶ。その横には、100均ダイソーの商品があり、化粧品から日用品まで、生活者がよく知る商品を取りそろえている。「ダイソーならではの気の利いた日用品が好評。既存の品ぞろえではカバーできなかったニーズを満たすとともに、デイリー品やドリンクなどの併買も生まれている。想定通りの売上増になっている」(セブン&アイHD広報)。

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