ACROは、ジャパン・コスメティックセンター(佐賀県唐津市)と佐賀県、唐津市、玄海町の協力のもと、地域産業と耕作放棄地活用を目的としたハーブ原料の開発プログラムを10月1日に開始したことを明らかにした。

この取り組みは、ACROのライフスタイルコスメブランド「THREE」において新たな付加価値として今後の商品に活用する予定だ。

THREEは、日本を中心に世界中の天然由来にこだわった原料を厳選し、「心・からだ・肌」のバランスを整え、自分本来の美しさを総合的に引き出すことを目指した製品開発を行っている。近年、地球環境や生活環境が著しく変化している中で、人の「心・からだ・肌」に対する複合的なアプローチ(ホリスティックケア)がより注目され、その重要度が増してる。

そこで、ACROは新たな取り組みとして、地域特性を生かした化粧品原料の開発プロジェクトを、「コスメティック構想」を推進する佐賀県と共にスタートさせた。佐賀県では産学官が連携して「コスメティック構想」を推進しており、さまざまなパートナーシップによる事業展開が期待されている。

同プロジェクトにおいては、佐賀県の上場台地における風土を好んで育つハーブの効果効能に着目し、THREEホリスティックリサーチセンター(ACRO内)、玄海町薬用植物栽培研究所、唐津市、玄海町がパートナーシップを組み、日本発の高品質国産原料を目指してハーブ原料の開発プロジェクトに取り組む。

この取り組みを通じて、THREEのホリスティックケアの概念をさらに掘り下げ、その先にある社会や自然、自分自身の調和がもたらす、本能的な生命力と美しさを一人一人に宿す、というブランドの目指す価値を具現化していく考えだ。