タカラベルモントは、ヘアデザインコンテストの決勝大会「id2022 FINAL」を10月4日、東京国際フォーラムで開催した。コロナ禍で3年ぶりの開催となる中、「id クリエイティブ」部門では、国内五つのエリアブロックから勝ち抜いた30人の美容師が「New Feminity」(新しい女性らしさ)をテーマに、ヘアデザインの技術と感性を熱く競い合った。各部門の受賞者は表の通り。
「id クリエイティブ」部門の「デザインアワード」でゴールドプライズに輝いた、niko hairの氏川りのさんは「決勝に進むのは5回目だが、これまでは受賞を逃してきた。毎回審査員の方々にいただいたアドバイスを聞いて、改善を重ねてきた結果、目指していたゴールに辿り着いた。次の夢に向かって頑張りたい」と喜びを溢れさせた。
「id クリエイティブ」部門の「メンズデザインアワード」でゴールドプライズに輝いた、NYNYの清原和哉さんは「ずっとこの場所に立つことだけをイメージして練習を続けてきた。サポートしていただいた方々に感謝したい」と感極まった様子で喜びを語った。
「id クリエイティブ」部門全体の総評として、LECOの内田聡一郎さんは「現場の熱量は何ものにも変えがたいものだと感じ、感動した。この熱量がサロンワークや美容師の文化の向上につながってほしい」、SCREENの神谷翼さんは「審査員に見せつけているような、挑発的な作品に非常に惹かれた。コロナ禍の3年間で我慢をしてきたが、これからはクリエイティビティ溢れる、挑発的なスタイルが新しいトレンドになるのではないか。リアルで魅せられる美容師がどんどん生まれてほしい」と語った。
ゴールドプライズ受賞者にはそれぞれ、創作支援金として30万円を贈呈。さらに副賞として、クリスタルトロフィーの授与、来年度のファイナル特別審査員、雑誌「SHINBIYO」での作品撮影、11月22日にパシフィコ横浜で開催されるイベント「OMC HAIRWORLD Presents GLOBAL SYMPOSIUM」へのペア招待が贈られた。
そのほか、「id トレンド」部門では「カラーデザインアワード」でjurkの立入鈴菜さん、「ボブデザインアワード」でBefineの藤木豊和さん、「id ステューデント」部門の「セルフィ―フォトアワード」では、ヴェールルージュ美容専門学校の森隆之介さんがそれぞれゴールドプライズを受賞した。
月刊『国際商業』2022年12月号掲載