パーパスを持つブランドは成長が明らかに速い

「サステナビリティを暮らしの〝あたりまえ〟に」。ユニリーバ・ジャパンは、このパーパス(目的・存在意義)実現に向けて積極果敢にチャレンジを続けている。その象徴が2021年に発表した「ユニリーバ・コンパス」だろう。10年5月から20年まで取り組んだ「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」を継承したもので、パーパスを持つブランドの力を最大限活用し、気候変動や不平等のような環境・社会の課題を解決しながら利益ある成長を続けることを目指している。「地球の健康の改善」「人々の健康、自信、ウェルビーイングの向上」「より公正でインクルーシブな世界に貢献」という3分野において、5〜10年後を達成期限とした数値目標を掲げている。ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングの篠原亜季副社長兼営業本部長は次のように説明する。

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングの篠原亜季副社長兼営業本部長

「ユニリーバ・コンパスには、『パーパスを持つ企業は存続する』『パーパスを持つ人々は成功する』『パーパスを持つブランドは成長する』という三つの信念があります。例えば、ある外部調査では、パーパスを持つブランドは、持たないブランドと比較して175%早く成長することが分かっています。ユニリーバでも同じ傾向です。サステナビリティにどう取り組むことで、われわれのパーパスを実現するのか。これがより明確になったのが大きな特徴です。私はユニリーバ・コンパスの要諦を記した紙を手帳に挟んでいるんですよ」

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