コーセーは9月27日、環境省が実施する「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」へ参加し、スキンケアブランド「雪肌精」の中から「雪肌精 クリアウェルネス」シリーズを対象に、製品のライフサイクルを通じたCO2排出量を数値で可視化する取り組みを開始すると発表した。

同事業では、製品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのCO2排出量である「カーボンフットプリント(CFP)」の算定および表示・活用に関する先進的なロールモデルを創出することで、CFPの取り組み拡大や、脱炭素に貢献する製品・サービスの選択を促すことを目指している。

コーセーは、環境省から委託されたボストン コンサルティング グループの支援のもと、CFP算定を行うとともに、お客への分かりやすい表示などについて検討していく。

コーセーグループでは、2030年に向けたサステナビリティ戦略と目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」の中で、40年までにCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル、30年までにSBT(Science Based Targets)1.5℃目標に準じたCO2排出量削減目標を掲げ、脱炭素戦略を推進している。

「雪肌精」は、09年より雪肌精「SAVE the BLUE」プロジェクトを通じて、自然保護活動に寄附する支援活動や、地球の環境保全に対する啓発活動などを継続してきた、コーセーのサステナビリティ推進活動を牽引するブランド。

また「雪肌精 クリアウェルネス」は、‟つくり方にも透明感を”というメッセージを掲げ、環境負荷の低いパッケージへの切り替えや、製造方法の見直し検討など地球環境へ配慮した商品設計を行っている。「雪肌精」は、環境保全活動に加えて、バリューチェーン全体で環境負荷を減らすものづくりを推進することで、よりよい環境の実現を目指す。