花王は2022年7月より、「ベルエポック美容専門学校」(東京都渋谷区)に、カネボウ化粧品のプレステージブランド「LUNASOL」の販売終了商品などを教材として提供すると発表した。提供する教材は、すでに販売終了となったアイテムや限定品など、計約6500点。
また、7月12日には、LUNASOLブランドチームや、花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターのアーティストによる、提供商品を用いた特別授業を実施する。今後も、「ベルエポック美容専門学校」と発展的な取り組みを継続して行っていく予定だ。なお、今回提供する教材について、花王は、次世代教育支援の一環につながる活動であり、商品の廃棄削減につながる取り組みの一つとしている。
LUNASOLでは、環境への負荷低減を目指し、2021年より商品発売形態の改革を行なうなど、商品廃棄削減の取り組みに注力してきた。従来の年4回、多色ラインアップの新商品発売のスタイルを見直し、21年から年6回、それぞれ旬の2パターンのメイクアップ提案による限定品を中心とした発売に変更している。
この改革により全ての新商品を、広告でモデルが使用するメインカラーとして提案することで、売れ行きの偏りをなくし、廃棄削減につなげている。さらに、ECサイトや特定の店舗にて先行発売を行ない、需給予測を立てることで生産数の精度も向上させている。