マンダムは6月2日、「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の最高ランク「三ツ星認証企業」に認証されたと発表した。

「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」は、大阪市が「意欲のある女性が活躍し続けられる組織づくり」「仕事と生活の両立(ワーク・ライフ・バランス)支援」「男性の家庭参画」について積極的に推進する企業等を一定の基準に則り認証し、当該の企業等が社会的に認知されることで、その取り組みが広く普及することを目的として行っている認証事業。6月1日時点の認証状況は、697件(三つ星12件、二つ星500件、一つ星185件)となっている。

マンダムは、多様な属性や価値観を持つ人財を確保し、それぞれの能力を最大限発揮できるように、「ダイバーシティ&インクルージョン」を目指した組織体制づくりを推進。また、2017年5月に公表した「マンダム社員が常に遵守すべき考働原則」である五つの「MANDOM PRINCIPLES」の中で「全員参画」と「人財主義」を掲げる。

女性活躍推進の主な取り組みでは、異業種のキャリアデザインフォーラムへの参画、海外出向機会を促進するなど管理職候補の育成を強化し、働きがいの向上を目的とした女性社員の積極登用を行っている。

女性の活躍推進を考える上で重要な「男性の家庭参画」についても、給与を保証した短期育児休暇の制度化や人事部、直属上長、本人との三者面談の実施および育児休業取得計画書の提出の義務化を行っている。

2021年度に対象となった男性社員19人の内、現時点で18人が育児休業を取得。休業者には男女に関係なく、任意でPCを貸与し、会社提供の教育コンテンツの受講、社内報や役員スピーチ動画の閲覧などが可能となり、円滑な復帰を支援している。

認定証

また、2016年4月より施行されている「女性活躍推進法」について、マンダムは広く社会から期待・要請されている重要な課題と理解した上で「従業員満足(ES)と多様性の確保」のテーマの一つに盛り込んでいる。同法の趣旨と目的に則り、女性の活躍推進とその個性と能力を十分に発揮できる社会の実現に向けて段階的に設定した行動計画を実践するとともに、厚生労働省の公式ウェブサイトでも情報公開を行い、順次、情報を更新・追加している。

・厚生労働省公式ウェブサイト(女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画のマンダムページ):https://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/positivedb/detail?id=454

マンダムは今後も「個と会社の HAPPY の実現を目指して」という考えのもと、全社員が活躍でき、より働き甲斐のある職場づくりのために、制度整備や職場風土の醸成に取り組んでいく考えだ。