量り売りが前年比約4倍の売り上げ

消費者の環境意識の高まりで販売の現場でもエシカル消費など環境に配慮した取り組みが動き始めている。中でも大きな成果を上げているのが、マッシュホールディングスおよびマッシュビューティーラボ(MBL)の取り組みだ。MBLが展開するコスメキッチンやビープルバイコスメキッチンなどの店舗は、ナチュラル&オーガニックをテーマに集積した売り場を展開。環境や社会に対して高い感度を持つ顧客の心を的確に掴む販売方法や取り組みで、売り上げも好調に推移している。

その一つが、「エコストア」ブランドの販売。ニュージーランドでトップシェアを誇るオーガニック・ナチュラル業界のパイオニア的ブランドで、その理念に共感したマッシュホールディングスが、2016年より商品の取り扱いをスタート。17年には本国のecostore Company Limitedと合弁会社「エコストアジャパン」を設立した。このブランドの最大の特徴は、現在全国28店舗で展開している「リフィルステーション」。専用ボトルあるいは自分が持ち込んだ容器に必要な量だけを入れて購入できる、量り売りでの販売方法を実施していることにある。18年から開始し、順調に取り扱い店舗を増やしてきたリフィルステーションの月間の売り上げは、前年比400%と非常に好調だ。

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