I-neは11月16日、ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」の売り上げの一部を活用した森林保全活動として、北海道美幌町の「BOTANISTの森」にて植林を開始したと発表した。

ボタニストは、森林保全団体more treesを通じて、2017年より売り上げの一部を森林再生のために活用している。そうした中、21年より北海道美幌町で、美幌町役場、美幌町森林組合の協力の下「BOTANISTの森」づくりを始動。伐採跡地に複数樹種の植林を行い、多様性のある森に戻すための活動をスタートさせた。

植林活動

初年にあたる今年は0.5ヘクタール(5000平方メートル)に1000本の植林を行った。今後は、毎年1ヘクタールあたり2000本を植林し、森を広げる予定。白樺(シラカバ)をはじめ、ハンノキ等の広葉樹を織り交ぜた植林により、美幌町の本来の植生に近い森の姿を目指す。

今回の活動について、BOTANISTブランドマネージャーの小林麻美氏は次のように述べた。

「先日、実際に私が植林したハンノキが育つのは、30~40年後。建築資材に耐えうる強度になるまでは、60年ほどかかると言われています。森の木々が青々と茂り、太い幹がすっくと伸びている様子を、私が生きている間には見られないかもしれません。ですが、それだけの時間をかけて育つ植物から、さまざまな恵みを分けてもらっているBOTANISTだからこそ、できることを少しずつ探したい。そして、お客さまと共に取り組んで行きたい。私たちはそう考えています」

美幌町役場経済部農林政策課の藤田知典氏は「美幌町は、北海道内で3組織しかない国際的な森林認証を取得し、環境に配慮した森づくりに積極的に取り組んでいます。白樺やハンノキなど、広葉樹による森を次世代に届けられることを楽しみにしています」と語った。