●シャンプー・コンディショナー
パーソナル化の一方で親子共有のファンも獲得

コロナによる外出自粛でシャンプー・コンディショナー市場に異変が起きている。“いつもよりちょっと良い物を”と自分への投資が増えた2020年は、マスからプレミアムへの移行が加速。特に、高価格帯シャンプー(1000~1499円)は、市場全体の伸びを大きく上回り2桁伸長した。中でもI―neの「BOTANIST(ボタニスト)」、ヴィークレアの「&honey(アンドハニー)」などのブランドが好調推移。両社がシェアを伸ばす一方で花王、ユニリーバ・ジャパンなどのマスブランドはシェアを落としている。

中でも成長著しいのがヴィークレア。16年の創業からわずか4年足らずで、ココカラファインでは利益率・売上高ともに大手メーカーを抑えヘアケアナンバーワンを獲得。ウエルシアでも花王、ユニリーバ、P&Gに続き4強入り。トモズでは、アンドハニーがヘアケアブランドの売り上げトップ3に入り込み勢いが止まらない。ボタニストは、21年3月に、同ブランド初の全面リニューアルを実施。20年3月の売り上げは、ボタニカルシャンプーおよびトリートメントが、前年比195%と大きく伸長した。

リニューアルを経てますます好調なボタニスト

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