●衣料用洗剤
液体洗剤の伸長が市場を支える

衣料用洗剤は消費税増税の駆け込み需要の特需で市場規模を大きく伸ばした2019年と比較すると20年は微減傾向。だが18年比で見ると、「衣料用洗剤市場は確実に成長トレンドにある」とドラッグストアの洗剤担当バイヤーは分析する。要因はコロナ禍で在宅頻度と衛生意識が高まったことによる洗濯回数の増加。加えて買い物の回数を減らしたいというニーズに対応して詰め替え用の大型化が加速。金額ベースでの伸びを支えた。

けん引したのは衣料用洗剤の6割強を占める液体洗剤の伸長だ。中でも高付加価値の濃縮タイプがシェアを拡大するなか、20年は従来型の非濃縮タイプも2桁近い伸びを示している。「コンパクトタイプの濃縮に比べ価格が安い非濃縮は、コロナによる生活防衛意識の高まりから売り上げは好調に推移しています。特に郊外型の店舗はその傾向が顕著に表れています」(日用品業界関係者)。

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