輸入品の需要増が市場拡大を牽引

中国国家統計局によると、2019年1~11月の社会消費財小売総額は37兆2872元で、前年同期に比べて8%増加し、そのうち、全国の化粧品小売額は前年同期比12.7%増の2708億元となっている。17年1~11月に比べて全国の消費財の売り上げ伸び率は1.1ポイント減少したのに対し、化粧品売り上げ伸び率は2.2ポイント増加しており、国内消費市場における減速傾向が見られる中で、化粧品消費市場の好調ぶりが注目されている。

19年の全国化粧品月別売り上げ伸び率を見ると、1〜4月は前年同期を下回る状況が続いていたが、5月は16.7%と急上昇に転じ、そして6月はさらに22.5%に達し、前年同期より10ポイント高い過去最高を記録した。それに続き、7〜9月の月別伸び率はそれぞれ9.4%、12.8%、13.4%となり、いずれも前年同期を上回っており、7月を除いて4カ月にわたり二桁の高成長が続いていた。また、10月は0.2ポイント減の6.2%に減少したものの、11月はまた逆転し、16.8%という高い伸びを達成した(図1)

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