新客獲得のポイントは独自商材と価格競争力

通販化粧品のマーケットが変革期を迎えている。大手資本による買収や合従連衡がさらに加速し始めたからだ。中堅クラスでも株式上場や買収の動きは顕著で、新たな枠組みでの成長や生き残りへの取り組みは増え、資本集約の力学は強まりそうだ。国内市場は少子高齢化で成熟を迎え、デフレと所得格差で低価格志向がさらに強まる。片や海外市場は一定の資本投下や、グローバルな人材が必須条件だ。ラグジュアリーブランドや国内大手のみならず、ドラッグを主体とする化粧品メーカーでも、ECやネット販促に積極的で、ニッチな存在であった「通販化粧品市場」は、マスを取り込んで膨張しており、既にその規模は5000億円を超える。この先、どう進むのか、キーワードを軸に占う。

第一のキーワードは「合従連衡」だ。これを象徴したのが、通販化粧品最大手で、老舗のファンケルが、キリンホールディングスと業務資本提携し、グループ入りしたことだ。

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