I-neは、2015年に誕生し今年7年目を迎える「BOTANIST(ボタニスト)」について、初のフルリニューアルを行う。
スタンダードラインである「ボタニカルシャンプー・トリートメント」をフルリニューアルし、シャンプー(全5種・490ミリリットル・1540円〈税込、以下同〉)・トリートメント(全5種・490グラム・1540円)を3月4日より発売。BOTANIST Tokyo(表参道原宿)、BOTANIST ルクア大阪店、オンラインストアで発売し、3月12日から全国バラエティショップ、全国ドラッグストアにて展開していく。
シリーズ共通のリニューアルのポイントは大きく二つ、とBOTANIST商品開発リーダー中西孝夫氏は語る。
「一つ目は容器。白と黒のシンプルなデザインはそのままに、バイオマス容器を使用。透明感のある仕上がりや耐久度をクリアするためには数々の工夫が必要でした。無事にお届けできることを嬉しく思っています」
二つ目は、ブランド史上最高の指通りを実現する新処方だ。約30万種の植物の中から厳選した植物由来成分をサロン発想で新配合。ボタニカルマイクロプロテイン、ホワイトバーチウォーター、カカドゥプラム、ブドウ種子、シルバーライムエキスといった新配合成分が、つややかで指通りのよい髪を実現する。
さらに、シャンプー、トリートメントをそれぞれ5種のタイプ別に、約30万種の植物の中から厳選した植物由来成分を新配合。髪悩みに合わせて、 モイスト、スムース、ダメージケア、 スカルプクレンズ、バウンシーボリュームの5種から選べるようにラインアップを拡充した。
発売に先立ち開催されたオンライン発表会では、I-ne取締役マーケティング本部藤岡礼記本部長が、ボタニストのこれまでの歩みと今後について語った。
累計販売個数1億個超、発売以来右肩上がりに伸長している同ブランドだが、今後は、ブランド認知率向上に向け、プロモーション施策、店頭施策に注力していく。また、店頭取扱いカテゴリー数も拡大し、スタンダードラインのヘアケアだけでなく、スキンケアなど新規カテゴリーなども展開していく考えだ。
また、SDGsへの取り組みも強化。これまでも地球環境や植物のためのキャンペーンをさまざま行ってきたボタニストだが、今後はさらにLoopと連携した専用リユース容器での商品販売や、廃棄削減のためのアウトレット店活用、商品容器にバイオマスプラスチックや環境配慮した紙素材を使用するなど、中長期的な視点での取り組みにも注力する。
さらに、2021年秋からはブランドの売り上げの一部を使い、北海道美歩路町で「ボタニストの森」という多様性のある森づくりのための植林を実施する予定。「植物と共に生きるをテーマにサステナブルな商品作りに努めて行く」と藤岡本部長は意気込みを語った。