2021年10月1日、マツキヨホールディングス(HD)とココカラファインの統合会社マツキヨココカラ&カンパニーが誕生した。それを受けてPALTACとあらたを中心にした帳合再編も最終局面を迎えている。
今年6月、ある中堅化粧品日用品卸にPALTAC経由で連絡が入った。同卸はPALTACのMK事業部を通してマツキヨに商品を卸していた。統合でマツキヨとの取引がなくなるかも知れないと心配していた矢先のことだった。話はPALTACを通すのではなく、これからは直接取引にして欲しいというマツキヨココカラからの要望だった。この卸にとってココカラ分の取引も増えるし利益も増えるから喜ばしい話に見える。だが、「いままでMK事業部を通していたからPALTACさんのセンターに入れるだけでよかったが、それをすべてマツキヨココカラに配荷しなければならないとなると、物流のインフラを作るだけでもすさまじいエネルギーが必要」と中堅卸の幹部は実態をこう打ち明けた。
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