価値観クラスター分析を駆使して統合第1弾PBが生まれた
大手化粧品メーカーを動かしたのは、全国に3000店舗超のドラッグストアを展開するマツキヨココカラ&カンパニーの誕生だ。それを記念し、コーセーとの共同開発PB「レシピオ」が登場した。統合後初の新PB発表会の席で松本貴志専務取締役は、「レシピオでは長年敏感肌向け化粧品の研究を続けてきたコーセーさまと、ビューティ&ヘルス領域に強みを持つマツモトキヨシ・ココカラファイングループのノウハウを集約した」と強調。同領域での売上構成比はマツモトキヨシグループが約40%、ココカラファイングループは約30%。新会社の強みも圧倒的なビューティケア部門の売上構成比の高さにあり、これを武器にこれまでの常識を覆すPB戦略が動き始めている。
共同開発第一号PBとなるレシピオは、敏感肌向けスキンケアシリーズ。敏感肌市場は競争が激しく、圧倒的に強いナショナルブランド(NB)も存在する。この厳しい市場を第一号に選んだのには理由がある、と開発を担当したMCCマネジメントの櫻井壱典営業企画本部商品開発部商品開発課課長は次のように説明する。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。
- 1
- 2