バラエティ業界で先陣を切ったメイクPBを仕切り直し

ロフトが2017年から展開してきたメイクアップPB「LOFCOS(ロフコス)」が今年2月に発売を休止した。トレンド変化への対応が常に求められるメイクアップを取り巻く環境がコロナ禍で一変したこともあり、化粧品PBの在り方は仕切り直しを迫られている。

ステーショナリーのイメージが強いロフトの化粧品カテゴリーが存在感を高め始めたのは約10年前。当時は、総務省の労働力調査で25~44歳の働き盛りの女性の就労比率が60%台後半に突入し始めるなど、女性の活躍が進んでいた。よりパーソナルな投資、自分磨きといった意識が強くなり、その流れがロフトの化粧品需要を高めるものとなった。近年では、ビジネス系のテレビ番組で取り上げられるほど、ロフトの化粧品カテゴリーの存在感は高まっていた。

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