共同開発や専売品で高品質のPBを育成
「売り場を見ただけでは、どこのドラッグストアか区別がつかない」は、ツルハホールディングス(HD)・鶴羽樹取締役会長の口癖だ。だから、PB商品の開発が最大の差別化戦略。この戦略を支えるのは旺盛なM&Aによる店舗数の拡大だ。その販売力を武器に利益率の高いPB商品の開発力に磨きをかけてきた。売り上げに占めるPB商品の比率は、メーカーとの共同開発商品やツルハグループの専売品含めて約9%。これを中長期で15%に引き上げる計画だ。
PB戦略で狙いを定めるのが高品質のPBの育成。グループ全体では価格志向の「エムズワン」「メディズワン」から、品質にこだわった「くらしリズム」への転換を進める一方で、ビューティーカテゴリーに関しては、共同開発品と専売品に力を入れて取り組んでいる。
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