若年層の需要を的確に捉えたソポ

緊急需要が中心の化粧品を目的買いとしていかに来店動機を促すアイテムに変えるか。それはコンビニ共通の課題であり、ファミリーマートにとっても長年の課題だった。その念願をかなえたのがリアル店舗ではファミマでしか買えない「sopo(ソポ)」の展開だ。ソポは、化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営するノインと共同開発したカラーコスメ。PBではないが、NBとのシナジーを生んだ共同開発品として注目を集めている。2020年11月の発売と同時に、「ファミマなのにめちゃいい」というワードがSNS上で拡散。ファミマの狙い通り若者の新規顧客を取り込むことに成功した。

ソポのラインアップはコロナ禍に合わせてマスクメイクを中心としたカラーメイクアイテムの品ぞろえ。もともとファミマでは、カネボウ化粧品の「media(メディア)」や、そのコンビニ限定ラインの「media MINI」を展開しており、基本的なメイクアイテムは十分そろっていた。日用品・雑誌部の寺田美保氏は、ソポの開発の狙いを次のように説明する。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン