「マツモトキヨシホールディングス(HD)とココカラファインは本年10月1日から一つの統合会社として同じ理念、ビジョンを持つ仲間となる」(松本清雄マツキヨHD社長)。2月26日発表した経営統合の最終合意で、マツキヨ、ココカラ連合の全貌が明らかになった。新しく発足する持ち株会社の社名は、「マツキヨココカラ&カンパニー」。新会社の売上高は今期見通しの両社合算で9516億円。ウエルシアホールディングスの今期予想の9541億円に次ぐ売上高2位に躍進。特にマツキヨ、ココカラともに化粧品、日用品の売上高比率が高く、この分野の販路として強い影響力を持つことになる。

中でも強みを発揮するのが化粧品カテゴリーだ。マツキヨHDの2020年3月期の化粧品売上高は2262億円、売上高構成比は約38%。ココカラファインは同1058億円の29.1%。新会社の化粧品売上高は単純合算で3300億円で、これは現在のクリエイトSDHDと同等の規模になる。ココカラファインの塚本厚志社長は、統合発表の記者会見で、「両社は早期のシナジー創出のため、20年1月に資本業務提携を先行して進め、想定以上のシナジーを生み出すことができると分かった」と語っている。

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