ドイツのプラスチックごみのリサイクル率は55.2%でEU(欧州連合)27カ国の平均よりやや高めだ。しかし過去25年、プラスチック包装材のゴミの分量そのものは倍増している(包装材市場調査協会2019年統計)。プラスチックによる環境汚染、とりわけ海洋汚染も世界的に年々深刻な問題となっている。

EUは、19年に「プラスチック指令」を発効、ドイツでは今年の7月3日から、まずはカトラリー類、カップ類、ファストフードの包装など使い捨てプラスチック製品の一部が禁止される。この禁止措置に歩調を合わせ、化粧品、日用品、ヘアケア製品、各種洗剤などの容器においても、脱プラスチックの動きが進んでいる。

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