高級化粧品ブランドだけでなく、世界的な一般消費材やヘルスケア商品の企業も新型コロナウイルス対策において社会的な責任を果たすべく取り組みを強化している。今回は米国とドイツに本社がある多国籍企業の活動を見てみよう。グループの規模が大きいだけにどの企業も動きが世界的で、寄付額も大きい。

世界保健機関(WHO)は、「セーフハンズ・チャレンジ」という、新型コロナウイルスの感染予防に効果的な手洗い方法を広げるキャンペーンを展開している。20秒間で行うもので、YouTubeでも盛んに宣伝されている。それに協力して新製品を発表したのが、ニューヨーク市に本社があるコルゲート・パルモリーブ(Colgate-Palmolive)だ。4月27日から、キャンペーンに合わせた赤いパッケージの石けんを5カ所の工場で製造し始めた。裏面にWHOが推奨する手洗い手順のイラストを入れて2500万個製造する。

世界中の日用品メーカーが新型コロナウイルス対策品の製造に着手

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