ビューティー領域に特化したデジタル・ITの戦略機能会社

資生堂とアクセンチュアは、資生堂およびグループ会社にデジタルマーケティング業務とデジタル・IT関連業務を提供する合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」を2021年7月に設立すると発表した。資本金は1億円で、その過半を資生堂が出資する。社長には資生堂でIT領域の責任者を務めていた高野篤典氏が就く。組織体制はDX本部、IT本部、企画管理部の三つで、社員数の内訳は非公開だが、約250人体制になる。資生堂の魚谷雅彦社長は「ビューティーをよく知るデジタル・ITの専門集団になる」と合弁会社の発足に大きな期待を寄せている。

資生堂は、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」において、スキンビューティー領域をコア事業とする抜本的な経営改革を実行している。その一環として「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を掲げており、21年2月にグローバルでのデジタル領域で多くの支援実績を持つアクセンチュアと戦略的パートナーシップ締結に合意。今回の新会社は、変化する顧客と市場環境に迅速に対応し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、日本の事業モデルを革新することを目的としている。

資生堂 魚谷雅彦CEO、アクセンチュアグループ ジュリー・スイートCEO(オンラインによる登壇)

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