資生堂のマキアージュが攻勢をかけている。日本のメイク市場は、新型コロナウイルスで打撃を受けたものの、ウィズコロナ時代に入り、新しい需要や購買行動が顕在化してきている。その流れを先取りする戦略を打つことで、マキアージュは新商品発売の度に、縮小した下地市場、アイシャドウ市場、口紅市場規模の回復をけん引。ブランドの存在感が高まっている。戦略の柱は「ウィズマスクでも『楽しめる』メイク提案」と「デジタル・SNSによって『事前に欲しくなる』施策強化」の二つ。資生堂ジャパン プレミアムブランド事業本部メイクアップマーケティング部の北原規稚子バイスプレジデントは次のように意気込む。

資生堂ジャパン プレミアムブランド事業本部メイクアップマーケティング部の北原規稚子バイスプレジデント

「ウィズコロナ時代とはいえ、自己表現を楽しむもの、というメイクの価値は変わりません。マキアージュは、ニューノーマルな生活にフィットした楽しいメイクアップを提案し、生活者の『メイク魂』に火をつけたい。生活者に自分らしい美しさとの出会いを届け、自分らしい未来にチャレンジする勇気を持っていただけるような施策を矢継ぎ早に提案していきます」

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