バルクオム(https://bulk.co.jp/?utm_source=organic&utm_medium=kp&utm_campaign=kp)は、男性美容研究家である藤村岳氏をゲストに、「季節の変わり目は肌の分岐点、スキンケアをルーティーンにすべき理由」をテーマとしたプレスセミナーを開催。メンズスキンケアの啓蒙を行った。

藤村氏は、改めて男性のスキンケア、特有の肌に起因する事項、肌トラブルについて丁寧に解説。

男性肌の特徴として、表皮が女性より分厚いので、毛穴が目立ちやすく、ごわつきやすいということが挙げられる。女性は加齢などの要因によってだんだん皮脂量が下がってくるが、男性は一定。そのため、水分量とのバランスが崩れ、皮脂が悪目立ちすることが多い。また皮脂分泌が活発であるために毛穴が目立ちやすい傾向があり、これに加えて、ひげ剃りを行えば肌が、さらに傷つきやすくなる。

これらの要因から、男性は「自分は脂性肌だ」と誤解しがちだが、実は水分不足によって起こるオイリー状態であることもあり、インナードライの悪循環に陥る。藤村氏は「その悪循環を断ち切るのが保湿」として、スキンケアの重要性を語った。

また、そのタイミングとしては、夜と朝の2回を推奨。女性よりも多く分泌される皮脂は、目に見えない空気中の微細なちりや埃を吸着し、時間が経過した皮脂は酸化し、種々のトラブルの原因となる。外出時の汚れを落とすこと、就寝中の皮脂を洗浄することの2点に焦点を当て、夜と朝2回の洗顔や保湿を推奨した。

「皮膚は免疫器官で、腸に次ぐ面積を保つ第二の免疫器官、あるいは第三の脳とも呼ばれる。しかし、男性の中にはそれを軽視しがち」と藤村氏は警鐘を鳴らす。

コスメの志向には、年代によるギャップも見受けられる。例えば、中年以降はメントールやエタノールなどの爽快感・刺激を「スキンケア感」と感じ、強い刺激で余計に肌を傷つけることもある。一方で、現代の若い男性はこうした強い刺激を嫌う傾向があり、保湿のマイルドなモノを選ぶ傾向がある。

春先の肌トラブル、ゆらぎ肌。寒暖差・花粉や黄砂・紫外線増加・環境変化によるコロナ特有の肌トラブル。これらの肌トラブルから守るため、男性にとってもスキンケアの習慣化が重要となる。使っていて良いと感じる安心感や、良いモノを使っているという信頼感のある商品を見極め、選び、スキンケアを自分事化して楽しんでもらいたいと締めくくった。

続いてバルクオムの製品企画の責任者、西村なつみ氏が登壇。バルクオムのミッションや、製品に対するこだわりを語った。

バルクオムが考えるスキンケアとは、必要以上の肌トラブルが起こりにくい、自分らしい健康的な肌。男性の肌は空気中の刺激に対して無防備な状態が続いており、それが蓄積してしまっている。「自身で思っている以上に自分の肌がストレスに晒されている可能性がある、と認識するのが第一歩」と西村氏は語る。

中でも、力を込めて説明したのは、洗顔だ。化粧水や乳液での保湿だけでなく、「洗顔で皮脂や汚れを落とすこともスキンケア」(西村氏)として、できるだけ多くの男性に受け入れてもらえるような商品作りを心がけているという。

バルクオムの洗顔料「THE FACE WASH」(100グラム・2000円〈税込2200円〉)は、不要な皮脂や汚れはしっかり落としながらも、肌のバリア機能を守るため、皮膚の潤いと柔軟性を与える「生せっけん」を採用。「生せっけん」は、カリ含有石ケン素地のことで、固形ではない液状の石けん成分を指している。

皮脂のオレイン酸を吸着する栃木県鹿沼市産鹿沼土の「クレイミネラルズ」をベースにスキンケア共通成分の美容成分をふんだんに配合することで、 洗顔料に必要な機能性と保湿力、弾力のある泡の心地いい使用感を実現。泡立てに慣れていない男性でも簡単に濃密な泡をつくりあげることができる泡立てネット「THE BUBBLE NET」(600円〈税込660円〉)もあわせ、多くの女性ユーザーからも支持されている逸品だ。

「スキンケアに実感値を求めがちな男性に対して、摩擦としての実感値ではなく、泡でしっかりあらう、化粧水を使って肌がしっとり明るい、という実感をしてほしい。それを一番感じやすいのが洗顔とバブルネットの組み合わせ。この洗顔から始めることで、スキンケアそのものに心を開いていただけるのではないかと思います」(西村氏)

その他、THE BASICをコンセプトに、化粧水「THE TONER」(200ミリリットル・3000円〈税込3300円〉)、乳液「THE LOTION」(100グラム・3000円〈税込3300円〉)を展開。シンプルで使いやすいパッケージデザインにもこだわったラインアップとなっている。

「実感だけでなく、行動様式や習慣に対してどういう製品設計にしたらよいか。趣味嗜好や、お部屋の中でどういう存在であるか。そこに効果効能や、テクスチャー、安心の成分処方などを加えて商品として実現していくことで、男性のライフスタイルに自然に溶けこむような価値を持った商品をお届けできる」と西村氏はブランドへの自信を語った。