顧客接点の拡大で愛用者を増やす

韓国のコスメブランド「THE FACE SHOP(ザ・フェイスショップ)」が日本市場で攻勢に出ている。同ブランドは、スキンケア、メイクアップはもちろん、ヘアケア、フットケアまで展開する韓国を代表する総合ブランドの一つ。自然由来の原料にこだわり、ナチュラルを求める女性の興味を引き出してきた。以前はソウル・明洞で花開いた直営店ブームの波に乗り、瞬く間に東アジアで認知度を獲得。日本でも大手GMS内に直営店を展開したが、2020年春からは戦略を大きく転換しドラッグストアを中心に展開し始めた。さらに取扱店を増やすことで、日本女性にとってより身近な存在になり、愛用者を獲得する考えだ。製造販売元の銀座ステファニー化粧品の新事業部LG事業販売企画の孟イェスルさんは、次のように意気込みを語る。

「日本で最大級の化粧品販売チャネルに積極導入することはもちろんですが、韓国で販売している豊富な商品群の中から、日本のお客さまのニーズに適したものを厳選してお届けします。たくさんの日本女性に喜んでいただくだけでなく、差別化商材として育成することで、製配販のウィンウィンな関係をつくり上げていきます」

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