まるで「キレイな素肌」が叶うベースメイクでライトメイク嗜好とカバー嗜好に対応
トータルメイクアップブランド「マキアージュ」の進化が止まらない。特にベースメイクでは、2020年11月に投入したマスクに付きにくいドラマティックヌードジェリー BBが大ヒット。発売初月は、既存のBBクリーム発売時の3倍の売り上げ(資生堂調べ)を獲得した。資生堂ジャパン メイクアップマーケティング部 マキアージュ カレントグループの髙橋佳子ブランドマネージャーは「マスクを着けての外出が日常となり、ベースメイクに対するニーズも変化してきました。そこで、『マスクへのメイク付着を緩和するためにライトメイクに仕上げたい』というニーズと『本当はマスクへの付着を気にせず、トレンドのつや肌ベースメイクを楽しみたい』というインサイトに着目し、異例のスピードでドラマティックヌードジェリー BBを開発し、発売しました」と説明する。
生活者のライトメイクニーズを捉えヒット商品を生む一方で、ファンデーションのカバー力を求める声は根強い。資生堂の調査によると、ファンデーションユーザーの94%がコロナ発生後も継続使用しており、そのうち49%は使用頻度も落ちていないという。ファンデーション市場の中で最大規模を占めるのは、パウダリーファンデーションである。そこで「ふんわり」「軽やかさ」が評価され、ファンデーション市場で5年連続トップシェア(※)を獲得しているマキアージュは、21年2月21日に「ドラマティックパウダリー EX」(全8色・9.3グラム・SPF25・PA+++・スポンジ付き)を3年ぶりにリニューアル発売する。「パウダリーファンデーションのユーザーは、テカリが気になるという理由でパウダーを好む傾向がありますが、一方で、粉っぽく見えたり、厚塗りに見えたりしたくないと思っており、パウダーにも“つや感”を求める方が多いです。マスクへの付着を防ぐためにマットに仕上げると“つや”が消えてしまう、という不満を解消するとともに、ピンク系の明るい仕上がりの新色を追加し、カラーバリエーションも拡大します」(髙橋ブランドマネージャー)。マキアージュは、ライトメイク嗜好とカバー嗜好それぞれのニーズに対応した、まるで「キレイな素肌」を叶えるアイテムを拡大することで、競争力に磨きをかける考えだ。
※=インテージSLI ファンデーション市場(期間:2016年1月〜2020年12月、金額シェア ブランドランキング)
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