ドラッグストアのヘアケア売り場に異変が起きている。ここ数年、1000円以上の高価格帯をけん引してきたボタニスト(I―ne)の地位を脅かす存在が現れたのだ。ベンチャー企業のヴィークレアである。2020年9月度のメーカーシェアを比較すると、16年の創業からわずか4年足らずで、ココカラファインでは利益率・売上高ともに大手メーカーを抑えヘアケアナンバーワンを獲得。ウエルシアでも花王、ユニリーバ、P&Gに続き4強入りを果たしている。

ヴィークレアの成長をけん引するのが18年に発売した「アンドハニー」と「ミクシムポーション」だ。20年11月時点では、それぞれシリーズで展開しており、ウエルシアにおける20年9月度のブランド別シェアではパンテーンの9.4%に続いてアンドハニーシリーズが2位の7.6%、ミクシムシリーズが8位の3.7%と驚異的な伸びを見せているのだ。

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