コロナ禍の影響が織り込まれたドラッグストア大手4社の決算が出そろった。ウエルシアHD池野隆光会長は、「新型コロナウイルスの感染拡大はドラッグストアには結果として追い風になり、当社においても良い数字が出ているようだ。個別に見ると、食品の取り扱いを強化した企業の売り上げが向上している」と決算説明会でドラッグストア業界の現状をこう分析した。

ウエルシアHDとマツモトキヨシHDは2021年2月期第1四半期、ツルハHDとコスモス薬品は20年5月期決算。ウエルシアHD、ツルハHD、コスモス薬品の上位3社はそろって増収増益を確保。一方、都市型店舗が多いマツモトキヨシHDはインバウンド需要減で苦戦が続いており減収減益と、明暗が分かれた。

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